金沢四石

『金沢四石』とは、称名寺の浄土庭園の池・阿字ヶ池の中に立つ『美女石』『姥石』、琵琶島神社門前にある『福石』、以前ご紹介した金龍禅院にある『飛石』の4つの石のことで、それぞれに伝説を持つ石です。

こちらは称名寺の美女石。姥石は現在行方不明(戦後いつの間にかどこかへ行ってしまったそうで・・・ミステリアスですね^_^;)。池の中にぽつんと立つ姿は、確かに柳腰の美女を連想させる姿です。
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昔ここを訪れた姫君が池の美しさにひかれて落ち、助けようと飛び込んだ乳母もろとも溺れてしまい、その亡骸が石になった・・・とも、その供養のために立てた・・・とも、また単に浄土庭園を造った金沢貞顕が趣を添えるために置いた・・・とも言われます。
(京急金沢文庫駅より徒歩約12分・称名寺境内)

続いて『福石』。
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源頼朝が瀬戸神社に参拝した際この石に「服」を 掛け、海水で禊祓(みそぎはらえ)の神事を行ったと伝えられていることから「福石」と呼ばれています。
 また、古来この石の前で物を拾うと、「福」までも拾うことから「福石」とも 呼ばれているということです。なにかイイモノが落ちていないかと一生懸命探してみましたが・・・さすが神社の門前です。ごみのひとつも落ちてませんでした・・・残念(?)。
(京急金沢八景駅より徒歩約3分・瀬戸神社と道路を挟んで向かい側にある琵琶島神社内)

こちらは『飛石』。金龍禅院のご本堂裏にある庭園に立っています。(扉の中にありますので、見学の際はお寺の方にご案内していただいてください)
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え? どれが『飛石』かって・・・? これです、これです。
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中央に写っているこのもじゃっとした縦長の石が『飛石』です。瀬戸明神が伊豆の三島から飛来し、この石に飛び移ったと伝えられる巨石です。その伝説から名前が由来しますが、『鳥の鳶に形が似ているからトビ石』という説もあります。
もとは九覧亭のあった山の上にありましたが、文化9年(1812)の大地震で現在の場所に転げ落ちたと伝えられています。それにしても石が見えないくらいの植物が・・・時の流れを感じさせます。
(京急金沢八景駅より徒歩約8分・金龍禅院内)

『金沢四石』とはいえ、3つしか現存しないのがちょっと残念ですねvv
数にまつわる話、『4』でした。
by yokokana-kanko | 2013-06-19 09:47 | 数にまつわる話